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このページでは「なぜ雨漏りするの?」をご紹介しています。

家は知識が豊富な建築士さんが設計し、経験豊富な職人さんが施工してくれるので本来なら雨漏りが起こるはずはありません。
それなのに、どうして雨漏りが起こってしまうのでしょうか?

このページでは、「なぜ雨漏りするの?」をご紹介しています。

このページで学べること

屋根の劣化だけが雨漏りの原因ではない

屋根の劣化だけが雨漏りの原因ではない

そもそも家は設計の知識が豊富な建築士が設計し、施工のプロである大工さんが建ててくれます。
普通に考えれば、決して雨漏りなどが起こるような作りにはなっていないはずです。

それなのに雨漏りが起こってしまうのはどうしてでしょうか?

雨漏りが起こる理由は簡単です。
それは、以下の項目のどれかに当てはまる場合です。

屋根は複合的な要素が重なって形成されています
つまり、どれか一つでも以下の項目に当てはまってしまえば、他の項目は大丈夫でも雨水を防げなくなり雨漏りは発生してしまうのです。

雨漏りが発生する原因について見ていきましょう。

屋根材の経年劣化による雨漏り

屋根材には瓦やスレート屋根をはじめ、非常に多くの種類・材質が存在します。
その全てに言える事ですが、どんな屋根材でも耐用年数、つまり寿命の目安となる年数が決められています
屋根材の中で最も耐用年数が長いとされる瓦は50年もつとされていますが、それでもいつかは取り替えなければなりません

さらに耐用年数が決まっているからといって、必ずしもその年数まで屋根材が劣化しないとは限りません
屋根は常に太陽からの強い紫外線、そして雨風にさらされているので、建物の中でも最も劣化しやすい箇所なのです。
住まいの環境によっては耐用年数よりもずっと早く交換時期を迎える場合もあります。

耐用年数を過ぎた瓦はそのままにしておくと割れてしまったり、金属屋根であれば錆びてしまったり、錆びた箇所から穴が開いたりしてしまいます。
また、屋根材は大丈夫でも下に敷いてあり防水シートが先に耐用年数を迎えて劣化してしまい、そこから雨漏りが発生するケースもあります。

寿命を迎えた屋根、そして防水シートをそのままにしておく事は、そのまま雨漏りのリスクを高める事に繋がるのです。

・施工ミスによる雨漏り

続いては施工する職人の知識や経験不足、そして手抜き工事がもたらす雨漏りについてです。
このような人為的な雨漏りの原因については代表的な例が2つあります。

・屋根と外壁の取り合い部分(別の構造材が隣合わせで接する箇所)の施工ミス

一般的に外壁を形成する素材として、透湿シートと呼ばれるものを使用します。
この透湿シートは外壁だけでなく、屋根まで余分に出しておいて屋根と互いに重ね合わせないといけません。
連続性が途切れてしまった屋根と外壁の下地の取り合い部分で雨漏りは多く発生するので、透湿シートと屋根を重ねるというのは屋根と外壁の連続性を確保するための大切な作業です。

しかし、屋根と外壁は専門性が違うので別の業者が手がけることが実は多いのです。
その際に業者同士のコミュニケーション不足、現場監督の管理不足が起こり、屋根と外壁の取り合い部分の施工が疎かになってしまう事があります
そうなると取り合い部分から雨漏りが発生するリスクが高まってしまいます。

・「縁切り」を行なっていない

スレート瓦の屋根をローラーで塗装すると、余った塗料が瓦の重ね目に入り込みます。
そのままの状態で乾燥すると、スレート瓦の重ね目が塞がった状態になってしまいます。
「縁切り」とは、塗料が乾燥した後に重ね目を塞いでいる塗膜を切って、水が流れる通りを確保する作業です。

屋根に落ちた雨水はスレート瓦の重ね目の隙間から流れ出し、屋根の内部には溜まらないような構造になっています。
しかし、塗装職人さんの知識不足や経験不足、手抜き工事でこの「縁切り」を行わず、重ね目の隙間が塞がってしまっている状態だと、雨水は屋根内部に溜まってしまうのです。
そうなるとかなり高い確率で雨漏りが発生します

屋根の工事が終わったばかりなのに、ある日突然雨漏りが発生したという場合はほとんどこのケースに当てはまります。

また、棟板金に打つ釘を間違って垂直に打ってしまったり、下葺き材を逆に張ったり、コーキング材で至る箇所を埋めて誤魔化したりなど、人為的なミスが原因で雨漏りが発生する事例も多いのです。

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